海外版iPhoneを一番安く買えるのは転送サービスを使う方法です。ただし時間と手間がかかります。通販サイトの中で一番安いのはエクスパンシスで、手間なく短期間で海外版iPhoneを入手できます。

海外版iPhoneを購入する方法まとめ

まず、この結論部分から読んでいただいて、より詳しく知りたい場合は全体、もしくは目次から興味のある項目をお読みいただくのがおすすめです。

海外版iPhoneのおすすめの購入方法は以下の3つです。各方法の購入代金の目安として、海外版iPhone14 Pro (256GB)の購入に必要な費用を以下に表示します (国内版は164,800円)。

購入方法 おすすめ度 到着の目安 費用
転送サービス 9~14日 186,131円
(US版)
エクスパンシス 2~4日 200,138円
(香港版)
イオシス 2~3日 230,440円
(香港版)

※この価格は2022年10月13日時点のものです。

価格重視なら転送サービスです。ただし、商品受け取り時に配達員に消費税を支払う手間がある・iPhoneを受け取るまでに時間がかかる、といったデメリットがあります。

現時点のおすすめはエクスパンシスです。価格は通販サイトの中で最安で、受け取りまでの日数が短く、転送サービスのような手間がありません。

iPhoneを最速で手にできるのはイオシスです。在庫があり、祝日を除く午前10時までに注文・決済を完了していれば当日に発送してくれるので、僻地でなければ翌日に届きます。

国内版とエクスパンシスでは価格に差がありますが、次のiPhoneがでるまでの1年間の使用を前提とすると、1日97円でシャッター音から解放されます。2年使うならこの半額です。

現在、ドコモ、au、ソフトバンクを利用しているのであればドコモのahamoや、楽天モバイルに乗り換えることで端末代の負担増をなくす・もしくは軽減できる可能性があります。

特に、毎日スマホでネットをしているが、通信量はそこまで多くないという場合は携帯料金を安くできる可能性が高いです。どちらもMNPで現在の電話番号はそのままに乗り換えることができます。

また、最近続く円安傾向により、今後のiPhone14シリーズ値上げの可能性もあるため、購入を考えている場合は早めに購入した方がいいかもしれません。

円安が進めば国内版の値上げはもちろん、現地通貨で仕入れが行われる海外版iPhoneも値上げの可能性があります。現在、対米ドルだけでなく、対香港ドルでも円安が進んでいます。

通販サイトで目的のiPhoneを探すには、"A"から始まる以下のモデル番号を頼りに探します。文字の色が灰色のモデルは、通販サイトで販売が確認できなかったモデルです。

モデル名 香港版 アメリカ版
iPhone14 A2884 A2649
iPhone14 Plus A2888 A2632
iPhone14 Pro A2892 A2650
iPhone14 Pro Max A2896 A2651
iPhone13 mini A2628 A2481
iPhone13 A2634 A2482
iPhone13 Pro A2639 A2483
iPhone13 Pro Max A2644 A2484
iPhone SE (第3世代) A2783 A2595

ページを下にスクロールすると、各店の商品ページへのリンクがあります。

香港版iPhoneの購入方法 - エクスパンシス

エクスパンシスはイギリスに本社を置く企業で日本からの注文は香港支社が発送します。サイトの表示価格に関税や消費税が含まれており、追加の支払いは発生しません。

利用可能な支払い方法 クレジットカード
PayPal
銀行振込*
配送料 無料
iPhone1台の場合。ヤマト便
配送期間の目安 2~4日
在庫がある場合。香港から発送
保証期間 6ヶ月

* 支払い方法に「銀行振込」とありますが、海外口座への送金になるため、実質利用できないものとお考えください。海外口座への送金は手続きが複雑な上、振込手数料が2,000~3,000円程度かかります。

香港版「iPhone 14」の商品ページはこちら

香港版「iPhone 13」の商品ページはこちら

アメリカ版「iPhone SE 第3世代」の商品ページはこちら

iPhone SE (第3世代)

香港版iPhoneの購入方法 - イオシス

イオシスは秋葉原ではお馴染みの、スマホ・タブレット・中古PCを中心に取り扱うお店です。香港版iPhone14や、中古iPhoneを販売しています。商品は日本国内からの発送です。

利用可能な支払い方法 クレジットカード
Amazon Pay
代引き
銀行振込
郵便振替
配送料 640円
配送期間の目安 2~3日
在庫がある場合。日本国内から発送
保証期間 6ヶ月

香港版iPhone14の商品ページはこちら

香港版iPhone13の商品ページはこちら

iPhone13 miniiPhone13iPhone13 ProiPhone13 Pro Max

アメリカ版iPhoneの購入方法

現在、Shipitoを使ってAppleでiPhoneを購入しようとすると「転送サービスの住所宛には発送しない」として、注文がキャンセルされてしまうようです。Appleではなく、amazon.comならShipitoを使ってiPhoneを購入できる可能性があります。在庫があればamazon.comが販売・発送のiPhoneがあるはずです。初めてamazon.comにアクセスすると、画面左上に「Deliver to Japan」と表示されます。このままだと日本に直送不可の商品が検索結果に表示されないため、この表示をクリックしてShipitoで取得した住所の郵便番号を指定します (アメリカの郵便番号の例: 97045)。また郵便番号を指定すると、その地域の消費税が加算された額が商品価格として表示されるようになります。

アメリカ版iPhoneを買うには、パッケージ転送サービスのShipitoを利用します。このサービスを利用すると、アメリカのアップルストア(Web)でiPhoneを購入することができます。

Shipitoは、アメリカ国内のオンラインショップから送られてくるアイテムを注文者の代わりにアメリカ国内の倉庫で受け取り、アメリカ国外に住む注文者に発送してくれるサービスです。

つまり、このサービスを利用すれば、アメリカのアップルストアのような国際配送を行っていないアメリカのオンラインショップで、日本から買い物ができるようになります。

Shipitoを利用した買い物の流れがこちらです。

  • Shipitoに会員登録 (無料)をして、アメリカの買い物用住所を取得。
  • アメリカのアップルストアでiPhoneを注文。その際に上記住所を配送先に指定。
  • ShipitoにiPhoneが届いたら日本への発送手続きを行い、料金を支払う。

気になる料金ですが、一番安い配送方法で約6,000円(配送日数4〜8日)、一番早い配送方法で約12,500円(配送日数2~4日)の費用がかかります。

転送サービスの料金は主にパッケージの重量によって決まりますが、この見積もりは梱包されたiPhone1台が400gと想定した場合の料金です。

また日本側の税については、スマートフォンの個人輸入に関税はありません。ただし、商品価格の60%に対して10%の消費税を商品受け取り時に支払う必要があります。

例えばiPhoneを10万円で購入したとすると、6,000円の消費税を支払う必要があります。(100,000×0.6×0.1=6,000)

注意しておきたいのが、1つのパッケージに同梱できるリチウムイオンバッテリー製品は最大2つという点。同時に3台のiPhoneを注文してしまうと、別途料金でパッケージを分割してもらう必要があります。

これはShipitoだけの独自ルールではなく、リチウムイオンバッテリーを輸送する際の国際的なルールです。

リチウムイオンバッテリーは航空危険物に指定されており、日本郵便で海外に荷物を送る際にも同様のルールに従う必要があります。

また、リチウムイオンバッテリー製品の中でも機器に内蔵されていない状態のむき出しのバッテリーや、他機器に電力供給可能な製品は発送できません。

具体的にはデジカメのバッテリー単体や、モバイルバッテリーがそれに該当します。MagSafeバッテリーパックは発送できないため、注文しないようにしてください。

ただ、デジカメのバッテリーのような製品は絶対に送れないわけではなく、本体に内蔵されている状態であれば発送可能です。

アメリカ版iPhoneは香港版より安く買える

Shipitoを利用するメリットは月額10ドルの有料プランを利用すると、オレゴン州の住所を持てることです。(無料プランはカリフォルニアの住所)

アメリカの消費税率は購入場所によって異なり、全米の平均消費税率が約10%の中、オレゴンは消費税がありません。つまり、iPhoneを消費税なしで買えるということです。

About sales tax in Oregon (オレゴン州ウェブサイト)

このような消費税の仕組みから、アメリカのオンラインショップは配送先住所を指定した時点で消費税額が確定し、最終支払い額がわかります。

オレゴン州ポートランドにあるアップルストアは国際空港の近くにあり、免税でアップル製品が買えることから外国人観光客の人気スポットとなっています。

iPhoneの世界の価格比較を見ると、iPhone14シリーズの価格はこの消費税が原因で、アメリカ国内で約14,000円~27,000円の差があることがわかります。この差は高価なモデルほど大きいです。

各iPhoneの価格比較を見ていただくとわかりますが、消費税非課税地域での購入という条件であれば、アメリカは世界で一番iPhoneが安い国です。

実際に、iPhone14 Pro (256GB)をアメリカのアップルストアで買った場合の合計費用と、各通販サイトで買った場合の合計費用を比較してみましょう。

販売者 iPhone14 Pro 諸費用 合計
アップルストア (日本) 164,800円
(国内版)
無料 164,800円
アップルストア (US) 164,850円
(US版、$1,099)
送料8,390円
配送保険3,000円
消費税9,891円
186,131円
エクスパンシス 200,138円
(香港版)
無料 200,138円
イオシス 229,800円
(香港版)
送料640円 230,440円

※この価格は2022年10月13日時点のものです。

ご覧の通り、Shipitoのオレゴンの住所を使ってアップルストアで購入するのが一番安い、という結果になりました。

アップルストアの送料には、Shipitoの以下の料金が含まれています。

  • 日本までの国際配送料
  • ひと月分の有料プラン料金 (iPhone購入後にすぐ退会することを想定。10ドル)
  • 荷物の受理手数料 (2.25ドル)

この見積もりは、最も料金が安い配送方法(配送日数4〜8日)を選択し、パッケージ重量を400gと想定した場合の料金です。

諸費用の「配送保険」は任意ですが、高額商品であるということと、国際配送という事情から付けた方がいいでしょう。

この比較をした時点の為替レートは1ドル146.8円でしたが、アメリカのアップルストアで日本発行のクレジットカードを使ってドルで支払いをすると、カード会社の手数料が上乗せされます。

例えば三井住友カードだと手数料が2.2%なので、1ドル150円となります。(146.8×1.022=150.029)

外貨で決済した場合の換算レートについて (三井住友カード)

アメリカのアップルストアのiPhone14 Proの価格や、Shipitoの料金は、このカード会社の手数料を考慮した為替レート (150円) で計算しています。

Shipitoの有料プランは、パッケージ発送が行われた時点から月額料金が発生する仕組みのため、あらかじめ有料プランで会員登録しておいてもサービスを利用するまで料金は発生しません。

どの方法で海外版iPhoneを購入するべき?

通販サイトとパッケージ転送サービスのどちらで購入したらいいか迷う人もいるかもしれません。そこで、それぞれの購入方法のメリットをご紹介します。

通販サイトのメリット

  • 手間なく短期間で海外版iPhoneを入手できる。
    特にイオシスなら日本国内からの発送となるため、在庫があれば最短で翌日、遅くとも2~3日でiPhoneを受け取ることができます
  • 販売店保証が付く。
    初期不良があった場合、アメリカのアップルストアで購入すると英語でアップルとやり取りする必要がありますが、通販サイトで購入すれば日本語で対応してもらうことができます。
  • 商品受け取り時に消費税を払う必要がない。
    パッケージ転送サービスだと商品受け取り時に消費税を支払う手間がありますが、通販サイトなら商品受け取り時に支払いをする必要がありません。

パッケージ転送サービスのメリット

  • 海外版iPhoneを安く買える。
    iPhone14 Pro 256GBモデルにおいては、通販サイトよりも1万円以上安く購入することができます。
  • Appleから直接購入できる。
    アップルから直接購入することはもちろん、SIMフリーiPhoneの取り扱いがあるアメリカのアマゾンでも購入できます。
  • AppleCare+に加入できる。
    AppleCare+は有料ですが、加入するとiPhoneの修理がかなり安くなります。修理が必要な場合にAppleへの依頼を考えている場合、加入を検討する価値があるでしょう。

iPhoneの海外版と国内版の違い

  • シャッター音の消音機能
  • 対応バンド
  • 対応SIM

続いて、これらの違いについて詳しく説明していきます。

シャッター音の消音機能

韓国版を除く海外版iPhoneは、マナーモードにするとカメラのシャッター音が消えます。なお、iOS15から日本のiPhoneでも海外での使用時に限りシャッター音が消せるようになりました。

対応バンド

アメリカ版と香港版のiPhoneは日本の一部のバンドに対応していません。ただし、国内版として売られている端末でも同じバンドに非対応の端末もあり、日本での使用に問題はありません。

対応SIM

例えば、国内版のiPhone14は物理SIMカードとeSIMの両方に対応していますが、アメリカ版のiPhone14はeSIMのみの対応となります。アメリカ版で物理SIMカードを利用することはできません。

また、海外版iPhoneは日本語表示に対応しています。さらに、iPhone8以降の機種であればFeliCaに対応しているため、おサイフケータイ、Suica、iD、QUICPayといった各種タッチ決済を利用できます。

海外版iPhoneのメリット

  • カメラのシャッター音が消せる。
  • 物理デュアルSIMモデルを選べる。
  • 国内版より中古買取価格が高いことがある。

続いて、これらのメリットについて詳しく説明していきます。

カメラのシャッター音が消せる

韓国版を除く海外版iPhoneは、マナーモードにするとカメラのシャッター音が消えます。海外版iPhoneを買う目的といえばこれです。

物理デュアルSIMモデルを選べる

国内版iPhoneでは物理SIMの2枚刺しができないモデルでも海外版iPhoneだと仕様が異なる場合があり、物理SIMの2枚刺しが可能な場合があります。

国内版より中古買取価格が高いことがある

イオシスでは、香港版iPhone13の買取価格が国内版iPhone13よりも1万円ほど高く設定されています。ただ、iPhone買取店の中には海外版iPhoneの買取自体を行っていないお店もあります。

海外版iPhoneのデメリット

  • 技適マークがない場合がある。
  • 日本の一部バンドに対応していない場合がある。
  • 国内版を買うより高くつく。

続いて、これらのデメリットについて詳しく説明していきます。

技適マークがない場合がある

iPhone14では香港版、アメリカ版共に技適マークがありません。技適マークがない無線機器を日本国内で使用すると電波法違反となる恐れがあります。

日本の一部バンドに対応していない場合がある

海外版iPhoneは日本の4G(LTE)の一部のバンドに対応していないことがあります。ただ、Google Pixelシリーズは国内版でもこれらのバンドに対応していないことから使用上問題はありません。

国内版を買うより高くつく

海外からの輸入になる都合上、どうしても国内版よりも高くなります。パッケージ転送サービスを利用したり、通販サイトのセールのタイミングで購入することで多少安く手に入れることができます。

海外版iPhoneと技適マーク

技適マークは、その製品が日本の電波法に適合していることを証明するもので、一部の例外を除き、このマークがない海外版iPhoneを日本で使うと電波法違反となる恐れがあります。

技適マーク、無線機の購入・使用に関すること (総務省)

これまでに日本国内で技適マークのないスマートフォンを使ったことで処罰された例はありませんが、この法律に違反すると「1年以下の懲役、または100万円以下の罰金」という罰則が定められています。

以下のiPhone画面スクリーンショット内の「Japan」のすぐ下、左端にある郵便局のようなマークが技適マークです。このマークは、電波を管理している省庁の関係で郵便マークが使われています。

iPhoneの技適マーク

iPhone14シリーズでは外装に技適マークの刻印がないため外観で確認することはできません。自分のiPhoneの技適マークを確認するには、iPhoneで以下の手順を踏みます。

「設定」アプリ→「一般」→「法律に基づく情報および認証」 (iOS 15.5の場合)

多くの海外版iPhoneが日本国内に流通している現状から、技適マークのないiPhoneを使うことで何の前触れもなく処罰されることはないと思いますが、購入・使用は自己責任です。

海外版iPhone購入のよくある質問

  • iPhoneの海外版を購入する方法はありますか?
    通販サイトで購入するか、パッケージ転送サービスを利用することで購入できます。詳しくはこちら
  • iPhoneの香港版を購入する方法はありますか?
    通販サイトで購入できます。詳しくはこちら
  • iPhoneのアメリカ版を購入する方法はありますか?
    パッケージ転送サービスを利用することでアメリカから購入できます。詳しくはこちら