海外版iPhoneを最安値で買えるのは転送サービスを使う方法です。海外版iPhoneは通販サイトでも購入でき、iPhoneを短期間で手に入れることができます。
iPhoneの香港版の購入方法
香港版SIMフリーiPhoneはイオシスで購入できます。イオシスは、中古iPhone買うならどこ?でも紹介している秋葉原で長く営業しているお店です。
祝日を除く午前10時までに注文・決済を完了していれば当日に発送してくれるので、最短で翌日に届きます。手間なく最短で海外版iPhoneを手にできるのがイオシスで買う方法です。
イオシスでは香港版iPhoneの入荷後に動作確認を行うため、新品のiPhoneでも「未使用品」として販売しています。画面保護フィルムは付いたままの状態です。
香港からの輸入品ということもあり、在庫はタイミングによってまちまちです。必要な場合は早めの購入をおすすめします。
香港版SIMフリーiPhone 15シリーズの商品ページはこちら
iPhone15、iPhone15 Plus
、iPhone15 Pro、iPhone15 Pro Max
決済方法 |
クレジットカード Amazon Pay 代引き 銀行振込 郵便振替 |
配送料 | 640円 |
配送期間の目安 |
1~3日 在庫がある場合。日本国内から発送 |
保証期間 | 6ヶ月 |
iPhoneのアメリカ版の購入方法
アメリカ版iPhoneを買うには、パッケージ転送サービスのShipitoを利用します。このサービスを利用すると、アメリカのアップルストア(Web)でiPhoneを購入することができます。
Shipitoは、アメリカ国内のオンラインショップから送られてくるアイテムを注文者の代わりにアメリカ国内の倉庫で受け取り、アメリカ国外に住む注文者に発送してくれるサービスです。
つまり、このサービスを利用すれば、アメリカのアップルストアのような国際配送を行っていないアメリカのオンラインショップで、日本から買い物ができるようになります。
Shipitoを利用した買い物の流れがこちらです。
- Shipitoに会員登録 (無料)をして、アメリカの買い物用住所を取得。
- アメリカのアップルストアでiPhoneを注文。その際に上記住所を配送先に指定。
- ShipitoにiPhoneが届いたら日本への発送手続きを行い、料金を支払う。
利用可能な配送方法はタイミングによって異なり、この記事を書いている時点で一番安い配送方法で約4,252円(配送日数4〜8日)、一番早い配送方法で約12,923円(配送日数2~4日)の費用がかかります。
転送サービスの料金は主にパッケージの重量によって決まりますが、この見積もりは梱包されたiPhone1台が400gと想定した場合の料金です。
また日本側の税については、スマートフォンの個人輸入に関税はありません。ただし、商品価格の60%に対して10%の消費税を商品受け取り時に支払う必要があります。
例えばiPhoneを10万円で購入したとすると、6,000円の消費税を支払う必要があります。(100,000×0.6×0.1=6,000)
注意しておきたいのが、1つのパッケージに同梱できるリチウムイオンバッテリー製品は最大2つという点。これは、リチウムイオンバッテリーを輸送する際の国際的なルールです。
同時に3台のiPhoneを注文してしまうと、別料金でパッケージを分割してもらう必要があります。当然、パッケージを分割してもらうと配送料も2個分必要になります。
リチウムイオンバッテリーは航空危険物に指定されており、日本郵便で日本から海外に荷物を送る際にも同様のルールに従う必要があります。
また、リチウムイオンバッテリー製品の中でも機器に内蔵されていない状態のむき出しのバッテリーや、他機器に電力供給可能な製品は発送できません。
具体的にはデジカメのバッテリー単体や、モバイルバッテリーがそれに該当します。
ただ、デジカメのバッテリーのような製品は絶対に送れないわけではなく、本体に内蔵されている状態であれば発送可能です。
最安値で海外版iPhoneを買えるのはアメリカ版
Shipitoを利用するメリットは月額10ドルの有料プランを利用すると、オレゴン州の住所を持てることです。(無料プランはカリフォルニアの住所)
アメリカの消費税率は購入場所によって異なり、全米の平均消費税率が約10%の中、オレゴンは消費税がありません。つまり、iPhoneを消費税なしで買えるということです。
About sales tax in Oregon (オレゴン州ウェブサイト)
このような消費税の仕組みから、アメリカのオンラインショップは配送先住所を指定した時点で消費税額が確定し、最終支払い額がわかります。
オレゴン州ポートランドにあるアップルストアは国際空港の近くにあり、免税でアップル製品が買えることから外国人観光客の人気スポットとなっています。
iPhoneの世界の価格比較を見ると、iPhone 15シリーズの価格はこの消費税が原因で、アメリカ国内で約1万円~3万円の差があることがわかります。この差は高価なモデルほど大きいです。
各iPhoneの価格比較を見るとわかりますが、消費税非課税地域での購入という条件であれば、アメリカは世界で一番iPhoneが安い国です。
実際に、iPhone 15 Pro (256GB)をアメリカのアップルストアで買った場合の合計費用と、通販サイトで買った場合の合計費用を比較してみましょう。
販売者 | iPhone 15 Pro | 諸費用 | 合計 |
---|---|---|---|
アップルストア (日本) | 174,800円 (国内版) |
無料 | 174,800円 |
アップルストア (US) | 168,147円 (アメリカ版、$1,099) |
送料6,126円 配送保険3,060円 消費税10,089円 |
187,422円 |
イオシス | 239,800円 (香港版) |
送料640円 | 240,440円 |
※この価格は2023年10月8日時点のものです。
比較の結果、海外版iPhoneはShipitoのオレゴンの住所を使ってアップルストアで購入するのが一番安い、という結果になりました。
アメリカのアップルストアの送料にはShipitoの以下の料金が含まれています。
- 日本までの国際配送料
- ひと月分の有料プラン料金 (iPhone購入後にすぐ退会することを想定。10ドル)
- 荷物の受理手数料 (2.25ドル)
この見積もりは、最も料金が安い配送方法(配送日数4〜8日)を選択し、パッケージ重量を400gと想定した場合の料金です。
諸費用の「配送保険」は任意ですが、高額商品であるということと、国際配送という事情から付けた方がいいでしょう。
この比較をした時点の為替レートは1ドル149.22円でしたが、アメリカのアップルストアで日本発行のクレジットカードを使ってドルで支払いをすると、カード会社の手数料が上乗せされます。
例えば三井住友カードだと手数料が2.2%なので、1ドル153円となります。(149.22×1.022=152.5)
アメリカのアップルストアのiPhone 15 Proの価格やShipitoの料金は、このカード会社の手数料を考慮した為替レート (153円) で計算しています。
※Shipitoの有料プランは、パッケージ発送が行われた時点から月額料金が発生する仕組みのため、あらかじめ有料プランで会員登録しておいてもサービスを利用するまで料金は発生しません。
どの方法で海外版iPhoneを購入するべき?
通販サイトとパッケージ転送サービスのどちらで購入したらいいか迷う人もいるかもしれません。そこで、それぞれの購入方法のメリットを紹介します。
通販サイトのメリット
- 手間なく短期間で海外版iPhoneを入手できる。
イオシスなら日本国内からの発送となるため、在庫があれば最短で翌日、遅くとも2~3日でiPhoneを受け取ることができます - 販売店保証が付く。
初期不良があった場合、アメリカのアップルストアで購入すると英語でアップルとやり取りする必要がありますが、イオシスで購入すれば日本語で対応してもらうことができます。 - 商品受け取り時に消費税を払う必要がない。
パッケージ転送サービスだと商品受け取り時に消費税を支払う手間がありますが、イオシスなら商品受け取り時に支払いをする必要がありません。
パッケージ転送サービスのメリット
- 海外版iPhoneを最安値で買える。
iPhone 15 Pro 256GBモデルにおいては、通販サイトよりも5万円以上安く購入することができます。 - Appleから直接購入できる。
アップルから直接購入することはもちろん、SIMフリーiPhoneの取り扱いがあるアメリカのアマゾンでも購入できます。 - AppleCare+に加入できる。
AppleCare+は有料ですが、加入するとiPhoneの修理がかなり安くなります。修理が必要な場合にAppleへの依頼を考えている場合、加入を検討する価値があるでしょう。
iPhoneの海外版と国内版の違い
- シャッター音の消音機能
- 対応バンド
- 対応SIM
続いて、これらの違いについて詳しく説明していきます。
シャッター音の消音機能
韓国版を除く海外版iPhoneはマナーモードにするとカメラのシャッター音が消えます。なお、iOS15から日本のiPhoneでも海外での使用時に限りシャッター音が消せるようになりました。
対応バンド
アメリカ版と香港版のiPhoneは日本の一部のバンドに対応していません。ただし、国内版として売られている端末でも同じバンドに非対応の端末もあり、日本での使用に問題はありません。
対応SIM
国内版iPhone 15シリーズは物理SIMとeSIMの両方に対応。アメリカ版はeSIMのみの対応で物理SIMは利用不可。香港版は物理SIMのみ対応で、2枚刺しが可能です。
また、海外版iPhoneは日本語表示に対応しています。さらに、iPhone 8以降の機種であればFeliCaに対応しているため、おサイフケータイ、Suica、iD、QUICPayといった各種タッチ決済を利用できます。
海外版iPhoneのメリット
- カメラのシャッター音が消せる。
- 物理デュアルSIMモデルを選べる。
- 国内版より中古買取価格が高いことがある。
続いて、これらのメリットについて詳しく説明していきます。
カメラのシャッター音が消せる
韓国版を除く海外版iPhoneはマナーモードにするとカメラのシャッター音が消えます。海外版iPhoneを買う目的といえばこれです。
物理デュアルSIMモデルを選べる
国内版iPhoneでは物理SIMの2枚刺しができないモデルでも海外版iPhoneだと仕様が異なる場合があり、香港版iPhone 15シリーズのように物理SIMの2枚刺しが可能な場合があります。
国内版より中古買取価格が高いことがある
イオシスでは、香港版iPhone 13の買取価格が国内版iPhone 13よりも1万円ほど高く設定されています。ただ、iPhone買取店の中には海外版iPhoneの買取自体を行っていないお店もあります。
海外版iPhoneのデメリット
- 技適マークがない場合がある。
- 日本の一部バンドに対応していない場合がある。
- 国内版を買うより高くつく。
続いて、これらのデメリットについて詳しく説明していきます。
技適マークがない場合がある
iPhone 15では香港版、アメリカ版共におそらく技適マークがありません。技適マークがない無線機器を日本国内で使用すると電波法違反となる恐れがあります。
日本の一部バンドに対応していない場合がある
海外版iPhoneは日本の4G(LTE)の一部のバンドに対応していないことがあります。ただ、Google Pixelシリーズは国内版でもこれらのバンドに対応していないことから使用上問題はありません。
国内版を買うより高くつく
海外からの輸入になる都合上、どうしても国内版よりも高くなります。パッケージ転送サービスを利用したり、通販サイトのセールのタイミングで購入することで多少安く手に入れることができます。
海外版iPhoneと技適マーク
技適マークはその製品が日本の電波法に適合していることを証明するもので一部の例外を除き、このマークがない海外版iPhoneを日本で使うと電波法違反となる恐れがあります。
これまでに日本国内で技適マークのないスマートフォンを使ったことで処罰された例はありませんが、この法律に違反すると「1年以下の懲役、または100万円以下の罰金」という罰則が定められています。
多くの海外版iPhoneが日本国内に流通している現状から、技適マークのないiPhoneを使うことで何の前触れもなく処罰されることはないと思いますが、購入・使用は自己責任です。
以下のiPhone画面スクリーンショット内の「Japan」のすぐ下、左端にある郵便局のようなマークが技適マークです。このマークは電波を管理している省庁の関係で郵便マークが使われています。
iPhone 15シリーズでは外装に技適マークの刻印がないため外観で確認することはできません。自分のiPhoneの技適マークを確認するには、iPhoneで以下の手順を踏みます。
「設定」アプリ→「一般」→「法律に基づく情報および認証」 (iOS 15.5の場合)
海外版iPhone購入のよくある質問
-
iPhoneの海外版を購入する方法はありますか?
通販サイトで購入するか、パッケージ転送サービスを利用することで購入できます。 -
iPhoneの香港版を購入する方法はありますか?
通販サイトで購入できます。 -
iPhoneのアメリカ版を購入する方法はありますか?
パッケージ転送サービスを利用することでアメリカから購入できます。