海外版iPhoneの購入方法

最近は新品の国内版iPhoneだけでなく、中古iPhoneや海外版iPhoneも人気があります。海外版iPhoneを買う方法としては、

  • パッケージ転送サービスを利用して海外のアップルストア(Web)で直接購入する。
  • 海外版SIMフリーiPhoneを取り扱う通販サイトで購入する。

方法の2つがあります。

現在、一番安く海外版iPhoneを買うことができる方法は、パッケージ転送サービスを利用して、アメリカのアップルストアでiPhoneを買う方法です。

この方法だと、日本のアップルストアの価格プラス5,000円程度でアメリカ版iPhoneを手に入れることができます。

このページでは、日本に居ながらアメリカからアメリカ版iPhone 13アメリカの消費税なしで購入する方法と、香港版iPhone 13を購入できる通販サイトをご紹介します。

アメリカ版iPhoneを購入する方法

アメリカ版iPhoneを買うには、パッケージ転送サービスのShipitoを利用します。このサービスを利用すると、アメリカのアップルストア(Web)でiPhoneを購入することができます。

Shipitoは、アメリカ国内のオンラインショップから送られてくるアイテムを注文者の代わりにアメリカ国内の倉庫で受け取り、アメリカ国外に住む注文者に発送してくれるサービスです。

つまり、このサービスを利用すれば、国際配送を行っていないアメリカのオンラインショップで、世界中から買い物ができるようになります。

おおまかな流れがこちらです。

  • Shipitoに会員登録(無料)をして、アメリカの買い物用住所を取得。
  • アメリカのアップルストアでiPhoneを注文。その際に上記住所を配送先に指定。
  • ShipitoにiPhoneが届いたら日本への発送手続きを行い、料金を支払う。

気になる料金ですが、一番安い配送方法で約6,000円(配送日数4〜8日)、一番早い配送方法で約12,500円(配送日数2~4日)の費用がかかります。

転送サービスの料金は、主にパッケージの重量によって決まりますが、この見積もりは梱包されたiPhone1台が400gと仮定した場合の料金です。

また日本側の税については、スマートフォンの個人輸入に関税はありません。ただし、商品価格の60%に対して10%の消費税を商品受け取り時に支払う必要があります。

例えば、iPhoneを10万円で購入したとすると、6,000円の消費税を支払う必要があります。(100,000×0.6×0.1=6,000)

※1つのパッケージに同梱できるリチウムイオンバッテリー製品は最大2つまでです。同時に3台のiPhoneを注文してしまうと、別途料金を払ってパッケージを分割してもらう必要があります。

Shipitoを利用する際は、事前に料金やサービスの詳細をよくご確認の上、ご利用ください。

アメリカ版iPhoneは香港版より安く買える

Shipitoを利用するメリットは、有料のプレミアムメンバーシップ(月額10ドル)を利用すると、オレゴン州の住所を持てることです。

アメリカの消費税率は購入場所によって異なり、オレゴンだと消費税がありません。つまり、iPhoneを消費税なしで買えるということです。

About sales tax in Oregon (オレゴン州ウェブサイト)

このような消費税の仕組みから、アメリカのオンラインショップは配送先住所を指定した時点で消費税額が確定し、最終支払い額がわかります。

iPhone 13の世界の価格比較を見ると、iPhone 13シリーズの価格はこの消費税が原因で、アメリカ国内で約1~2万円の差があることがわかります。この差は高価なモデルほど大きいです。

各iPhoneの価格比較を見ていただくとわかりますが、消費税非課税地域での購入という条件であれば、アメリカは世界で一番iPhoneが安い国です。

実際に、iPhone 13 Pro 1TBをアメリカのアップルストアで買った場合の合計費用と、各通販サイトで買った場合の合計費用を比較してみましょう。

販売者 iPhone 13 Pro 1TB 諸費用 合計
アップルストア 200,866円
(US版、$1,499)
送料7,495円
配送保険3,752円
消費税12,052円
224,165円
エクスパンシス 228,820円
(香港版)
なし 228,820円
イオシス 257,800円
(香港版)
送料640円 258,440円
イートレン 252,800円
(香港版)
送料2,770円
配送保険6,320円
261,890円

※この比較は2022年8月2日時点のものです。

ご覧の通り、Shipitoのオレゴンの住所を使ってアップルストアで購入するのが一番安い、という結果になりました。

アップルストアの送料には、Shipitoの以下の料金が含まれています。

  • 日本までの国際配送料
  • ひと月分のプレミアムメンバーシップ料金 (iPhone購入後にすぐ退会することを想定。10ドル)
  • 荷物の受理手数料 (2.25ドル)

※諸費用の「配送保険」は任意ですが、高額商品であるということと、国際配送という事情から付けた方がいいでしょう。

Shipitoのプレミアムメンバーシップは、パッケージ発送が行われた時点から月額料金が発生する仕組みのため、あらかじめ無料登録しておいても料金は発生しません。

この比較をした時点の為替レートは1ドル131円でしたが、アップルストアで日本のクレジットカードを使ってドルで支払いをすると、カード会社の手数料が上乗せされます。

例えば三井住友カードだと手数料が2.2%なので、1ドル134円となります。(131×1.022=133..882)

外貨で決済した場合の換算レートについて (三井住友カード)

アップルストアのiPhone 13 Proの価格や、Shipitoの料金は、このカード会社の手数料を考慮した為替レート (134円) で計算しています。

続いて、海外版iPhoneを販売する通販サイトをご紹介していきます。

通販サイトを利用するメリットは、少ない手間でiPhoneを入手できる点と、販売店独自の保証が付くところです。

香港版iPhone 13を扱う通販サイト - イートレン

イートレンはシンガポールの企業で、スマホ以外にもカメラ・レンズ等、幅広い商品を取り扱っています。

香港版と、その他の国や地域版のiPhone 13を販売中。海外からの発送ですが、サイトの価格に関税などの輸入に必要な諸費用が含まれており、商品到着時に別料金を請求されることはありません。

利用可能な支払い方法 クレジットカード
PayPal
銀行振込
仮想通貨
配送料 2,500円程度 (iPhone1台の場合。配送保険は別料金)
配送期間の目安 2~5日 (在庫がある場合。海外から発送)
保証期間 1年

香港版iPhone 13の商品ページはこちら
iPhone 13 miniiPhone 13iPhone 13 ProiPhone 13 Pro Max

香港版iPhone 13を扱う通販サイト - イオシス

イオシスは、秋葉原ではお馴染みの、スマホ・タブレット・中古PCを中心に取り扱うお店です。

香港版iPhone 13を販売中。商品は日本国内からの発送です。

利用可能な支払い方法 クレジットカード
Amazon Pay
代引き
銀行振込
郵便振替
配送料 640円
配送期間の目安 2~3日 (在庫がある場合。日本国内から発送)
保証期間 6ヶ月

香港版iPhone 13の商品ページはこちら
iPhone 13 miniiPhone 13iPhone 13 ProiPhone 13 Pro Max

香港版iPhone 13を扱う通販サイト - エクスパンシス

エクスパンシスは、イギリスに本社を置く企業で、日本からの注文については香港支社が対応します。

香港版iPhone 13を販売中。商品は香港からの発送です。サイトでの注文時に関税などの輸入に必要な諸費用を支払うため、商品到着時に別料金を請求されることはありません。

利用可能な支払い方法 クレジットカード
PayPal
銀行振込 (海外口座に送金する必要あり)
配送料 無料 (iPhone1台の場合。ヤマト便)
配送期間の目安 2~4日 (在庫がある場合。香港から発送)
保証期間 6ヶ月

香港版iPhone 13の商品ページはこちら
iPhone 13 miniiPhone 13iPhone 13 ProiPhone 13 Pro Max

海外版iPhoneのメリットとデメリット

海外版iPhoneのメリットは、

  • カメラのシャッター音が消せる。
    韓国版を除く海外版iPhoneは、マナーモードにするとカメラのシャッター音が消えます。海外版iPhoneを買う目的といえばこれです。
  • 国内版より中古買取価格が高いことがある。
    イオシスでは、香港版iPhone 13の買取価格が国内版iPhone 13よりも1万円ほど高く設定されています。ただ、スマホ買取店の中には海外版iPhoneの買取自体を行っていないお店もあります。

海外版iPhoneのデメリットは、

海外版iPhoneと国内版iPhoneの違い

iPhone 13 mini、iPhone 13、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max共通の比較表です。

国内版 アメリカ版 香港版
シャッター音の消音
日本語表示
FeliCa
技適マーク
対応バンド
SIMカード デュアルSIM
(nano‑SIMとeSIM)
デュアルSIM
(nano‑SIMとeSIM)
デュアルSIM
(mini: nano‑SIMとeSIM)
(mini以外: nano-SIM)

香港版のみ「対応バンド」が"△"となっていますが、香港版iPhone 13のみ日本のキャリアが4G (LTE) で補助的に使用しているバンド、11と21に対応していません。

バンド11はauとソフトバンク、バンド21はドコモが使用しています。楽天モバイルではこの2つのバンドを使用していないため影響はありません。

ドコモ、au、ソフトバンクでも、この2つのバンドに対応していなくても影響がない場所もありますが、場所によってはこれらのバンドに対応している方が電波が届きやすいことがあります。

※iPhone 13シリーズの日本版とアメリカ版の対応バンドは同じです。

アメリカ版iPhone 13のみミリ波の5Gに対応していますが、この端末は日本のキャリアがミリ波の5Gで使うバンドである、n257に対応していないため、アメリカ版iPhone 13は日本でミリ波の5G通信はできません。

また、海外からスマホを買ったら付属の電源アダプタのコネクタ形状は大丈夫?と思う方もいるかもしれません。ですが、iPhone 13に電源アダプタは付属しないので気にしないで大丈夫です。

アメリカ版と香港版のiPhone 13は技適マークなし

このページでご紹介させていただいたアメリカ版、香港版のiPhone 13に技適マークはありません。

技適マークは、その製品が日本の電波法に適合していることを証明するもので、一部の例外を除き、このマークがない海外版iPhoneを日本で使うと電波法違反となる恐れがあります。

技適マーク、無線機の購入・使用に関すること (総務省)

これまでに日本国内で技適マークのないスマートフォンを使ったことで処罰された例はありませんが、この法律に違反すると「1年以下の懲役、または100万円以下の罰金」という罰則が定められています。

私の個人的な意見として、急に取締りが始まって処罰されるということはないと思いますが、「購入・使用は自己責任で」というのが現状です。

今回は、香港版iPhoneとアメリカ版iPhoneを購入する方法をご紹介させていただきました。海外版iPhoneが欲しい方は、是非あなたに一番都合のいい方法で購入してみてください。